2016年03月18日

Linked Poem Circus #5連詩作品

2016年2月19日Linked Poem Circusで出来た連詩です。参加者はsatole、青条、みのり、葉山美玖、恵矢、noriko。
Linked Poem Circus#4レポートはこちら


葉山美玖

立春
noriko

新しい靴履いて
あなたに会いに行く
聞こえてくるのはまだ弱々しい春の足音
駅の階段駆け上げあってあの空へ
satole

電車はゆうるりと止まり
人を吐き出す
新しい靴履いて
私もしめやかに雨粒を落とす
心の縁(へり)
みのり

飛び出した光は
傾斜した梅の庭
大型バスは、息つかず
人を吐き出す
まだ冷たい風が春を吐く
恵矢

あなたの瞳が一瞬 揺れる
私といて 楽しいけれど・・・
まだ冷たい風が春を吐く
他の人を想うあなた
春の次は夏、時よ巡れ
青条

暖かい雨が冬を埋めていく
春の次は夏、時よ巡れ
確実に、少しずつ重なる刻(とき)の上に、
幾つもの新しい命が芽吹く。
美玖

いろいろな乗り物から吐き出される人たち
老人、子連れのお母さん、男子高校生、
七才の女の子のコートのフリルはリバティ・プリント
みんながはるという終着駅を探している
暖かい雨が冬を埋めていく
みのり

老人、子連れのお母さん、男子高校生、
ミニスカートの少女、コスプレの中年、アジア系のバックパッカー
旅の始まりも終わりも、駅でループを描いている
「わたし」という言葉のふがいなさを抱きしめ
人を待っていた
satole

それにしてもあなたは何処
ここに存在している何にも似てはいない
そんなあなたは
生きるって面倒という私の言葉をのみ込みながら
人を待っていた
恵矢

はじめて出会ったとき
ここではセミが鳴いていた
ここに存在している何にも似てはいない
私の重さ、また軽さ
梅の香りがほんわりと私たちを包む
noriko

今、確かに聞こえたのです
あなたの足音が
はじめて出会ったとき
わたしはその足音を知ったのです
春の香りにも似て
青条

春が立ち上がり、歩きはじめる。
今、確かに聞こえたのです
けれども、まだ、見えないのです・・・・・・
美玖

あなたもわたしも
互いにつがう相手を求めて
今、確かなファンアーレを上げる
生命(いのち)の芽ぶく季節
春が立ち上がり、歩きはじめる。
posted by voicecircus_host at 10:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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